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NFC Utilsガイド
タグを読み取る
スマートフォンやUSBまたはBluetoothリーダーでタグを読み取れます。「情報」や「詳細スキャン」で結果を確認し、読み取り結果をコピーしたり、対応するツールを開いたりできます。
読み取り画面
初回の読み取り前は、「読み取り」タブにNFC Utilsのロゴ、「情報 / 詳細スキャン」、リーダーの表示行、非接触通信アイコンの丸いボタン、見出し「タグの読み取り」が表示されます。「タグを読み取る」ボタンは常にページ下部にあります。
- タグを読み取る 読み取りを開始します。非接触通信アイコンの丸いボタンも同じ動作をします。読み取り中は「タグを読み取る」ボタンに「スキャン中…」と表示されます。
- 情報 / 詳細スキャン 結果の表示範囲を選びます。次の読み取りと、画面に表示中の結果に適用されます。アプリを起動するたびに「情報」が選択されます。
- リーダーの表示 接続したUSBまたはBluetoothリーダーのモデル名が緑色で表示されます。スマートフォン内蔵のアンテナを使う場合、この行は表示されません。
- リーダー未接続 読み取りボタンが薄く表示されます。リーダーの表示行には、「USBリーダー未接続」、「Bluetoothリーダー未選択」、または末尾に「(未接続)」を付けたリーダー名が赤色で表示されます。
- リーダーに接続中 黄橙色の行に、リーダー名とそれに続く「を検索中…」または「に接続中…」が表示されます。
- 戻る 結果やエラーを閉じ、待機画面に戻ります。
- ロック解除 「ePassportのロック解除」の3つの入力欄が埋まると、「タグを読み取る」に代わって表示されます。タップすると、パスポートのロックを解除する読み取りが始まります。
iPhone、Androidのスマートフォン、縦向きのタブレットでは、上部のバーにはロゴだけが表示されます。タブは画面下部、「自動読み取り」スイッチはリーダーの表示行の下にあります。iPhone DuoとAndroidの折りたたみ端末では、閉じたときや開いて横向きにしたときは、右側のサイドバーに「戻る」とAUTO、その下部にタブが並びます。横向きのiPadも同じ配置です。開いて縦向きにしたiPhone DuoとAndroidの折りたたみ端末では、「戻る」とAUTOが画面上部に並び、タブは画面下部のフローティングバーに表示されます。Macには「自動読み取り」スイッチがあり、サイドバーやタブバーはありません。どの端末でも、「テキストをコピー」と「JSONをコピー」は結果のすぐ上にあります。
iPhoneと縦向きのiPadでは、「読み取り」「ツール」「履歴」「設定」が画面下部のタブバーに並びます。横向きのiPadや、サイドバーを使うiPhone Duoのレイアウトでは、サイドバーの下部に並びます。
Macのウィンドウにはサイドバーもタブバーもありません。タイトルバーの左側にロゴとNFC Utilsの名前、中央に「読み取り」「ツール」「履歴」の切り替え、右側にリーダーの操作欄と「設定」の歯車があります。リーダーの操作欄には、接続中のリーダー名が表示され、未接続なら「リーダーに接続」と表示されます。歯車を押すと「設定」が開きます。
スマートフォンで読み取る
iPhoneでは「タグを読み取る」をタップするとシステムのNFC画面が開き、「タグを端末の上部にかざしてください。」と表示されます。読み取り完了が表示されるまで、その位置にタグをかざしたままにしてください。
- タグは1枚ずつ 「複数のタグが見つかりました。タグを1枚だけかざしてください。」と表示された後も、タグの検出は続きます。読み取るタグ以外は離してください。
- タグへの接続 「タグに接続できません。タグを動かさずにかざしてください。」と表示された後も、タグの検出は続きます。タグをスマートフォンの上部にかざしたまま、動かさないでください。
- パスポートの読み取り進捗 パスポートのファイルの読み取りに合わせて、10個の四角が順に塗りつぶされます。読み取りが終わるまでパスポートを動かさないでください。
- キャンセル エラーを表示せずに待機を終了します。アプリをバックグラウンドに移したり、画面をロックしたりした場合も読み取りが終了します。
- 待機時間の上限 タグを検出しないまま60秒経つと、iPhoneはNFC画面を閉じて待機画面に戻ります。
- スマートフォンのNFC使用中 コマンドの実行中にタグを離すと、iPhoneのNFCが最大約30秒間、使用中のままになることがあります。その間は「タグを読み取る」と非接触通信アイコンの丸いボタンが薄く表示され、使用できません。「タグを読み取る」が再び使用できるようになってから、もう一度試してください。
- 銀行カード iPhoneで銀行カードを読み取るには、USBまたはBluetoothリーダーが必要です。
- スキャン準備完了 Androidでは、スマートフォンでの読み取りにアプリの「スキャン準備完了」画面を使います。システムの戻るジェスチャーでキャンセルできます。60秒経っても読み取りが終わらない場合は失敗となり、「読み取りが完了しませんでした。タグを離してから、もう一度置いてください。」と表示されます。
USBまたはBluetoothリーダーで読み取る
iPhone、iPad、MacでUSBまたはBluetoothリーダーを使って読み取るときは、アプリのスキャン画面が開きます。iPadとMacには外付けリーダーが必要です。接続方法はリーダーガイドをご覧ください。
- スキャン準備完了 画面には「タグをリーダーに置いてください。」と表示されます。時間制限なしでタグを待ちます。
- スキャン中 リーダーがタグを検出すると、「読み取り中…」とともに表示されます。読み取りが終わるまで、タグをリーダーに置いたままにしてください。
- パスポートの読み取り進捗 パスポートのファイルの読み取りに合わせて、10個の四角が順に塗りつぶされます。
- リーダーの接続 「USBリーダー未接続」または「Bluetoothリーダーが接続されていません。」というメッセージをタップすると、「設定」が開きます。
- キャンセル 「キャンセル」またはXでスキャン画面を閉じます。進行中の読み取り結果は破棄されます。
- 読み取り時間の上限 読み取り開始後の制限時間は12秒で、パスポートと銀行カードは45秒です。時間切れになると、「読み取りが完了しませんでした。タグを離してから、もう一度置いてください。」と表示されます。
- タグの置き方 リーダーにタグを置いてある場合は、「タグを読み取る」をタップするとすぐに読み取ります。読み取りが終わるたびにタグを離してから、次のタグを置いてください。
- AndroidでのUSB接続 Androidでは、スマートフォンにUSBリーダーを接続するとNFC Utilsが開き、読み取り元がUSBに切り替わります。
自動読み取り
「自動読み取り」では、スキャン画面を開かずに「読み取り」タブでタグを続けて読み取れます。毎回タグを離してから、次のタグをかざすかリーダーに置いてください。アプリは自動読み取りのオン・オフの設定を保存します。
- AUTO iPhone Duo、Androidの折りたたみ端末、横向きのiPadでは、AUTOで「自動読み取り」のオンとオフを切り替えます。iPhone DuoとiPadでは、自動で読み取れるUSBまたはBluetoothリーダーを選んでいないと、ボタンは薄く表示されます。Androidの折りたたみ端末では、端末内蔵のNFCでも使えます。
- 自動読み取り Androidのスマートフォンとタブレットでは、「自動読み取り」スイッチは常にリーダーの表示行の下にあり、端末内蔵のNFCでもUSBまたはBluetoothリーダーでも使えます。iPhoneでは、自動で読み取れるUSBまたはBluetoothリーダーを選んだときだけ、同じ場所に表示されます。縦向きのiPadでもスイッチはリーダーの表示行の下にあります。Macにも「自動読み取り」スイッチがあります。iPadとMacでは、自動で読み取れるリーダーが必要です。
- タグ待機中 リーダーにタグを置くたびにアプリが読み取ります。読み取りボタンには「自動読み取り実行中」と表示されます。
- ツールを優先 タグを待っているツールがある場合は、そのツールが先にタグを処理します。
結果を読む
iPhone、iPad、Macでは、結果の先頭に緑色の帯があり、チェックマークの横にチップ名が表示されます。Androidでは結果がカード形式で表示され、「チップ」、UID、真正性の判定がそれぞれ1つの項目として並びます。
- 情報 概要の項目、パスポートの画像、概要に含まれていないNDEFレコード、「ランダムID」や「一部読み取り」などの注記を表示します。
- 詳細スキャン 読み取りで得られたすべてのセクション、各レコードのペイロードを16進数で示すNDEFセクション、メモリマップを追加表示します。
- Macのパネル配置 Macの「情報」と「詳細スキャン」の「概要」では、チップ名を見出しにした概要パネルが表示されます。横幅のあるウィンドウでは「NDEFレコード」パネルの横に、狭いウィンドウではその上に並びます。「設定」の「表示サイズ」を大きくすると、パネルを横に並べるには、より広いウィンドウ幅が必要です。
- 各項目の値 各項目では値の上に小さな文字でラベルが表示され、英字は大文字です。緑は良好な結果、黄橙色は注意、赤は問題を示します。
- 各項目のヘルプ 項目の横にある(i)ボタンで、その項目の説明を開きます。Xまたは説明の外側をタップすると閉じます。
- UID UIDの横にあるコピーボタンでUIDをコピーできます。ボタンには2秒間チェックマークが表示されます。
- コピー リンクの値をコピーします。
- リンクを開く システムのブラウザでリンクを開きます。
行、レコード、メモリ
NDEFレコードの種類には、URI、テキスト、スマートポスター、MIME、外部型があります。NDEFメッセージを取得できない場合は、NDEFの行に理由が表示されます。
- NDEFレコード 番号付きの各レコードには、種類とペイロードのサイズに続いて、テキスト、リンク、または「バイナリペイロード」と16進数が表示されます。「詳細スキャン」にはレコード形式が加わり、該当する場合は「ショートレコード」とURIのプレフィックスも表示されます。概要にすでに表示されているレコードには「上に表示」と記されます。
- 空 タグにNDEFコンテンツはありません。
- 未フォーマット タグはNDEF用にフォーマットされていません。
- 形式不正 NDEFメッセージの形式が正しくありません。
- NDEFアプリケーションなし NDEFアプリケーションが見つかりませんでした。
- 未読み取り NDEFは読み取られていません。
- 読み取り不可 NDEFを読み取れませんでした。
- メモリマップ 「詳細スキャン」には、各ページまたはブロックのオフセット、16進数バイト列、ASCIIが一覧表示されます。「•• •• •• ••」は、カードが読み取りを拒否したページを示します。
- LOCK ロックされたページやブロックには、琥珀色のバッジが付きます。Type 2のロックビットやISO 15693のブロックセキュリティによるロック、政府機関のアクセス権限が必要なパスポートのファイルを示す場合があります。
結果をコピー
「テキストをコピー」と「JSONをコピー」は、画面に表示中の内容をコピーします。コピーする前に「情報」または「詳細スキャン」を選んでください。
- テキストをコピー チップ名、UID、読み取り時刻と読み取り元に続いて、読み取れたデータを示す行とレコードをコピーします。「詳細スキャン」では、全セクションとメモリマップも含まれ、ロックされたページには印が付きます。
- JSONをコピー 同じ「情報」または「詳細スキャン」の表示内容をJSON形式でコピーします。
- 項目名 コピーした項目名は、アプリの言語にかかわらず英語のままです。
- 共有 ファイルを共有するには、「履歴」で読み取り結果を開き、「共有」を使ってください。
カードごとの表示内容
- NTAGとUltralight チップ、UID、NXP真正性確認、保存されているリンク、メモリ、保護、カウンターとミラーの設定、NDEFを表示します。「詳細スキャン」には、IC情報、ケイパビリティコンテナ、構成バイトとロックバイト、メモリマップも表示されます。
- NTAG 424 DNA メモリ、アクセス権、SDM、NDEFファイルの状態、SDMカウンターを表示します。TagTamperでは、封印の状態も「破断なし」「破断」「無効」のいずれかで表示します。「詳細スキャン」には、各ファイル、アプリケーションの鍵、SDM設定も表示されます。
- ICODEとISO 15693 EAS、メモリ、保護に加え、NXPシステム情報とメモリマップを表示します。
- FeliCaと交通系カード カードの詳細を表示します。対応する電子マネーの残高をカードから認証なしで読み取れる場合は、その残高も表示します。「詳細スキャン」には、システムと電子マネーの情報も表示されます。
- DESFire、Plus、その他のISO-DEPカード チップの識別情報と、読み取り可能なアプリケーションデータを表示します。
- 銀行カード 「情報」には、カードが返した決済ブランド、口座番号、有効期限、名義人名、発行国が表示されます。表示されない項目は、データが取得できないことを示します。「詳細スキャン」には、決済アプリケーションごとにセクションがあります。iPhone、iPad、Macでは、USBまたはBluetoothリーダーを使ってください。
- MIFARE Classic、Topaz、ISO 14443-B、不明なチップ チップとUIDを表示します。「詳細スキャン」には、技術的な詳細も表示されます。
- ePassport 最初の読み取りでePassportを識別し、アクセス方式を表示します。「所持人」は「ロック済み」と表示され、結果の下に「ePassportのロック解除」カードが加わります。保存済みの書類は、この最初の読み取りでロックが解除されます。
読み取りに失敗したとき
読み取りに失敗すると、丸いボタンの代わりに赤い「読み取り失敗」カードと理由が表示されます。
- 読み取りの中断 「読み取りに失敗しました」は、タグが読み取り範囲から離れた、リーダーとの接続が切れた、またはコマンドがタイムアウトしたことを示します。タグを動かさずにもう一度読み取ってください。Bluetooth接続の問題は、「設定」の「カードリーダー」に表示されます。
- 読み取りのタイムアウト 「読み取りが完了しませんでした」は、スマートフォンのNFC、USBリーダー、Bluetoothリーダーのいずれを使っていても、読み取りが制限時間を超えたことを示します。Androidでは制限時間は60秒です。タグを離してから、もう一度置いてください。
- NFCがオフ 「NFCがオフです」は、スマートフォンのNFCが無効になっていることを示します。システム設定で有効にしてください。Androidでは、読み取り画面のメッセージをタップすると、その設定が開きます。
- NFC利用不可 「このデバイスではNFCを使用できません」は、スマートフォンのNFCが利用できないことを示します。
- スマートフォンのNFC使用中 「端末がまだ前回の読み取りの終了処理中です」は、スマートフォンのNFCが処理中であることを示します。数秒待ってからやり直してください。
- パスポートが応答しない パスポートの位置を変え、写真のあるページの別の部分か裏表紙をスマートフォンのNFCアンテナの位置に当てるか、リーダーの上に置いてください。動かさずにもう一度読み取ってください。
- パスポートとの接続切断 読み取りが完了する前に接続が切れました。iPhoneのNFCを使っている場合は、「タグを読み取る」が再び表示されるまで約15秒待ってください。パスポートを動かさずにもう一度読み取ってください。
- パスポートが入力情報を拒否 パスポートが入力情報を受け付けませんでした。書類番号、生年月日、有効期限を印字されたページと照合し、もう一度試してください。
- 認識できないカード アプリがカードを認識できなくても、読み取りの失敗にはなりません。結果にはチップの種類とUIDが表示されます。
読み取り後
- 履歴を保存 「設定」では既定でオンになっています。読み取りに成功すると、結果全体が毎回「履歴」に保存されます。失敗した読み取りは保存されません。
- 触覚 触覚フィードバックを有効にしたスマートフォンでは、読み取り成功時に1回、失敗時に3回振動します。「設定」の「触覚」で変更できます。
- 戻る 待機画面に戻ります。
- タグを読み取る 結果をクリアし、新しい読み取りを開始します。
- ツール 読み取りで識別したカードの種類が選ばれ、そのカードのツールを使える状態で開きます。